前書き
前回から若干時間が空いてしまいましたが、無事にDNSの設定ができましたので更新します。
この記事は前回のVyOS 1.2でDHCPとNAPTの設定をする話。のDHCPの設定
からの派生になります。
まだ、前回の記事を読んでいない方は先にそちらをご覧になってください。
DHCPの設定
設定を再開していきましょう。
configure
コマンドを実行して設定モードへ以降し、
set service dhcp-server shared-network-name LOCAL
と入力します。
次にset service dhcp-server shared-network-name LOCAL subnet 10.0.0.0/24 default-router 10.0.0.1
。
ここからが前回と違ってきます。
set service dhcp-server shared-network-name LOCAL subnet 10.0.0.0/24 dns-server 10.0.0.1
接続されたコンピューターに使用するDNS Serverは10.0.0.1(自分自身)だと通知する設定にします。
set service dhcp-server shared-network-name LOCAL subnet 10.0.0.0/24 range 0 start 10.0.0.10
、
set service dhcp-server shared-network-name LOCAL subnet 10.0.0.0/24 range 0 stop 10.0.0.20
。
この設定はDHCP Serverが配るIPアドレスのレンジを指定しています。
今回も10~20までの11個のアドレスを使う予定なので上記の設定です。
set service dhcp-server shared-network-name LOCAL subnet 10.0.0.0/24 lease 86400
set service dhcp-server shared-network-name LOCAL authoritative
リースタイムを86400秒に設定し、このネットワーク唯一のDHCP Serverである事を設定します。
DNSの設定
では設定を進めていきましょう。
今回はおま環を避けるため、GoogleのPublicDNSである8.8.8.8
を使用します。
DHCPで受信したDNSサーバーを代わりに使用したい場合は、一番最後に記載します。
set service dns forwarding listen-address 10.0.0.1
このコマンドはDNSの問い合わせを受け付けるネットワークを指定します。
自分自身がDNS Serverになるので、受け付けるアドレスを自分自身にします。
set service dns forwarding name-server 8.8.8.8
このコマンドは、自分自身が問い合わせを行うDNSサーバーを指定するコマンドです。
もしcloudflareのDNSサーバーを使いたい場合は、 8.8.8.8
を 1.1.1.1
に変更するだけです。
ここまで設定すると、VyOSに接続されているコンピューターが名前解決を行った際に、 10.0.0.1
を経由して 8.8.8.8
に問い合わせを行います。
なので、VyOSがDNSのキャッシュを持つようになりました。
キャッシュを確認するコマンドは、操作モードで show dns forwarding statistics
です
余談ですが、設定モードのまま操作モードのコマンドを実行したい場合は do
を付けて実行するといちいちモードチェンジする必要がなく楽です。
例
do show dns forwarding statistics
DNS(forwarding)の設定
この章では、上位DHCPサーバーから広告されたDNSサーバーを使用する場合の設定をご紹介します。
(現在調査中です)
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