ArchLinuxのThinkPadのHDDをSSDに換装する話。

こんにちは。

この間、WesternDigitalさんのSSD換装チャレンジに挑戦してみたら当選したので感謝を込めてHDDを換装する記事を書きます

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デスクトップのHDDをSSDに換装した記事なども作成しようと思います。

今回は、LinuxのインストールされているThinkPadX220のHDDをSSDに換装する記事です

次回はWindowsのHDDをSSDに換装する記事となります


開封の儀。

今回の記事で使用するSSDはこちらです

届いてから1週間以上も触る事が出来なかったSSDを開封致します。

このタイミングでSSDに開封した日付を書いておきましょう。そうする事でいつから使っている物なのかわかりやすくなります。


本題。

今回の目的は、ThinkPadX220(ノートPC)のHDDをSSD(WesternDigital Blue)に換装する事が主な目的です。

ついでにWesternDigital BlueのHDDとの速度比較をしてみようと思います。

SSD換装に必要な物の紹介をします

  1. PC本体(充電器も)
  2. SSD本体
  3. USB-SATA変換アダプタ

次に換装手順について紹介します。

HDDをSSDに換装するためには、PCのOSが入っているHDDの中身をそっくりそのまま新しいSSD(HDD)にコピー(クローン)します。

その後、クローン先のSSDをPCの中に入っている物といれかえます

使用したUSB-SATA変換アダプタはこちらです

https://amzn.to/2p1etCr

変換アダプタにSSDを接続し、USBを下の画像のように接続します。

このアダプタには、電源供給用のコネクタが付いています。

今回使用するSSDは電源供給用のコネクタを接続しなくても正しく動作しますが、念の為接続しておきます。

接続をしたら、ディスククローンを始める前にコンピューターを再起動しましょう。

再起動終了後、コマンドラインを開きSSDが認識されている事を確認します。

SSDを探し出してHDDのクローンをする

まずはじめに、lsblkコマンドを実行してください。

DeepinScreenshot_select-area_20191020174240.png

sdaが現在PCに接続されているHDDですね。

sdbのSIZEを確認すると約1TBほど有るので、新しく接続しているSSDだという事が推測出来ます。

今回はlsblkコマンドを使用してSSDを見つけましたが、他にはdmesgコマンドを使用して探すなどの方法も有ります。(他の探し方は要望があればご紹介します)

SSDがsdbだという事が分かったので、ディスククローンをしていきましょう。

SSDなどのデバイスは/devの中に有ります。これはほとんどのLinuxで共通です。

ではディスククローンをするコマンドを実行します。ディスクのクローンには一般的にddコマンドを使用します。

sudo dd if=/dev/sda of=/dev/sdb conv=noerror,sync status=progress

では、上記のコマンドの解説を行います

まず、sudo/devの配下に有るファイルは基本的に全てroot(管理者)の物となっています。

なのでroot権限でddコマンドを実行してあげる必要があります。

次にddコマンド。このコマンドはファイルをブロック単位で読み書きするコマンドです。

ifに読み出し元となるファイルを選択します。今回は先程確認したHDD(sda)です。

次にof、これは新規ファイルを出力する代わりに指定したファイルに出力を書き込むオプションです。

SSD(sdb)に書き込みを行いたいので、/dev/sdbを選択します。

convは変換方法などの指定をします。noerrorは読み出し時にエラーが発生しても続行するオプションで、syncはエラー箇所があればゼロ(null)で埋める処理をするものです。

status=progressddコマンドの進捗を表示させるオプションです。

ddコマンドは標準では進捗の表示をしてくれません。diskのクローン等をしている時はどのくらい進んでいるか確認できる方が良いのでこのオプションを付けます。

解説は以上です

クローン開始!

この作業にはかなり時間かかります。

作業が終わると表示が消えるので、終わるまで表示される進捗を眺めながら別の作業をしておきましょう。

ちなみに私は丸1日以上かかってしまいました・・・

クローン終了!

ですがこのままSSDを入れ替えても1TBすべての容量が使えるわけではありません

パーティションを編集して増えた容量を割り当ててあげる必要があります。

sudo cfdisk /dev/sdbを実行してください。

先ほど「SSDを探し出してHDDのクローンをする」の時にlsblkを実行したと思います。

その時、MOUNTPOINT/だったものを拡張します。今回はsda3です。

sda3を↑↓キーを使い選択します。その後→←キーを使いResizeを選択してエンターを押します。

自動的に増えた空き容量が追加された状態になるのでそのままもう1度エンターキーを押します。

Writeを選択しエンター。yesと入力しエンター。

これで変更が反映されます。Quitを選択しエンターを押しましょう。

ファイルシステムの拡張 (追記)

ファイルシステムの拡張をします。これをしないと増やした部分がOSに認識されません。

sudo e2fsck -f /dev/sdb3を実行します。これはファイルシステムのチェックを行うコマンドです。

上のコマンドを実行したら ​sudo resize2fs /dev/sdb3を実行します。

このコマンドを実行することにより、拡張がOSに認識されます。

 

すべての準備が整いました!あとはHDDと入れ替えるダケ!!

(残りの部分は現在進行形で作成しています!もう少々お待ちください)

以上となります。

ご覧いただき、ありがとうございました。


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