VyOSの世界へようこそ!私と一緒にVyOSについて勉強していきましょう。
まずはVyOSの初期設定をしましょう。
VyOSのインストールは終わっている物として話を進めます。
もし、VyOSのインストールが終わっていない場合下の記事を参考にインストールしてみてください。
VyOS-1.2.0を使って簡単なネットワークを構築する話。準備編
上のシリーズを読んでいた方はもう知っている内容かと思いますが、ご了承ください。
目次
- 設定を開始する前に
- 設定を開始
- 設定を保存してファイルを出力
- 設定の再読込
- 設定を確認する
設定を開始する前に
VyOSには2種類のモードが有って、
- operational mode (操作モード)
- configuration mode (設定モード)
ログインした時は操作モードでログインされます。
ルーターの設定を変更する場合は configure
コマンドを実行し、configuration mode (設定モード)に以降してコマンドを実行していきます。
設定を開始
設定値
hostname = vyos-test
LAN IP = 10.0.0.1/24
WAN IP = ? (DHCPの記事とPPPoEの記事で異なる)
interface:eth0,eth1
eth0 = LAN
eth1 = WAN
キーボードの設定
まず英字配列以外のキーボードを使用している方は、キーボードの配列を変更するコマンドを実行しましょう。
このコマンドは操作モードで実行します。
set console keymap
Hostnameの設定
次にhostnameを変更します。必要ない方は次へお進みください
ルーターの設定を変更する為、設定モードへ以降します。
configure
コマンドを実行してください。
設定モードへ以降したら
set system host-name vyos-test
と実行してください。
LANの設定
設定モードで
set interfaces ethernet eth0 address
10.0.0.1/24
を実行する事でeth0というinterfaceに10.0.0.1/24というIPを設定します。
見たとおりですね。
DHCP等の設定は次の記事で行います。
タイムゾーンの設定
この記事を読んでいる皆様はおそらく日本に住まわれていると思うので
Asia/Tokyo
でタイムゾーンを設定します
なので、設定モードで
set system time-zone Asia/Tokyo
と入力します。
タイムゾーンの設定なのでJST
と入力しがちですが、違います。
最初私も間違えていてハマりました。
設定を保存してファイルを出力
設定が完了したら、その設定を確定し、configファイルとして出力します
では設定モードで
commit
コマンドを実行してください。
時間がかかる場合が有りますが、これは内部で設定にエラーが無いか確認しています。
エラーが有った場合はcommitを実行した時に出力されます。
エラーがでなければおそらく問題はありません。
再起動後に自動的に読み込まれて欲しいので、
save
コマンドを実行しファイルを出力します。
saveコマンドを実行すると
Saving configuration to '/config/config.boot'
と出力されます。
/config/config.boot
が設定ファイルです。
cp /config/config.boot ~/config.boot.bac
コマンドを実行してホームディレクトリにバックアップを作成しておきましょう。
設定の再読込
間違えた設定をしてしまい、saveを実行してしまった!!!
よく有ると思います。
先程、バックアップを作成していてよかったですね。
バックアップコンフィグから設定を復元する方法をご紹介します。
設定モードに以降して以下のコマンドを実行してください。
load ~/config.boot.bac
このコマンドで~/config.boot.bac
を読み込みます。
その後、commit
を実行しsave
を実行するとあら不思議。
バックアップを取った状態に元通り!
設定を確認する
ここまでの設定を確認したり、トラブルが発生した時に設定が間違えていないか見直す事が有ると思います。
設定モードで
show
コマンドを実行してください。
VyOSの設定が出力されると思います。
初期設定は以上です。
ですが、これだけではインターネットに接続して使用することは出来ません。
後WANの設定とNAT(NAPT)の設定とDNSの設定をすれば正しく通信ができるようになるはずです!
ぜひ次回以降の記事も読んでください!
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